服部流カスタム術。
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最近、私の愛車であるSR400のエンジンチューンを行ないましたので、今回のハードパーツコラムはSRのエンジンチューンのご紹介をしていこうと思います。

※あくまで自分の車輌だから行なったものであり、ナップスとしてはカスタム内容の保障や、同様の作業の受付はできかねますのでご了承ください・・・。
 


さて、今回のレシピはSR500クランク、SR400ピストン(2001年式以降)、ヨシムラST-1カムシャフト、自己流ポート加工といった具合です。


SRのエンジンチューンとしては比較的ライトな方ですが、今回は色々と小細工をしてみましたので、ご参考にしていただければ嬉しいです。

まずカムシャフトですが、バルブスプリング変更が必要のないヨシムラST-1としました。

ST-1はインテーク側のみハイカムとなっている仕様で、インテークのバルブ開度はほぼST-2と同じです。


更なるパワーアップを狙うのならST-2もいいのですが、ST-2を使用した場合、専用バルブスプリング、強化カムチェーンが必要となり、コストが増大してしまいます。
(やっぱり安く上がるのが一番いいっす・・・)

また、ハイカムに対応して、バルブロッカーアームを旧型SRの純正部品に交換しました。

旧型はカム山と直接あたる部分にオイルラインが作られていて、カムシャフトの潤滑がスムーズに行なわれて耐久性が増すというメリットがあり、ハイカム装着時によく流用されます。

小ネタとして、タペットアジャストスクリューも、とあるヤマハ車から流用しました。
このパーツを組み込むことによってタペットクリアランスの調整を6角レンチで調整出来るようになり、メンテナンス性が向上しました。




また、ポート加工はEXガスケットの内径に合わせて段付きを削り、インテーク側はバルブに向かってだんだん細くなる形状に加工しました。

この加工に意味があるのか、乗ってみないとわからないというレベルではありますが、せっかくシリンダーヘッドを外したので今回はデータ取りを兼ねて、加工を施してみました。



次にピストンですが、500クランクに400ピストンを組みこむと、圧縮が10:1を超えるハイコンプになりますので、今回はこれでいこうと思います。

SRエンジンチューンではよく行なわれる手法なのですが、定番のパーツを使うとしても、何か捻り加えたいですよね。

そこで、更に色々と調査してみたところ、同じSR400でも、2001年式以降のピストンは、環境対策による希薄燃料に対応した強化タイプになっているらしいということがわりかました。


ピストントップに高燃焼温度に対応した処理が施されていましたので『コレは面白い』と思い、今回はこのピストンを使用してみます。
(良いのかどうかはわかりませんけど・・・)





さて。お次はオイルラインです。
SRはオイルランの金属パイプが弱く、振動で折れてしまうケースがあります。


そこで、オイルラインをステンメッシュホースに交換されることが多いようですが、ただステンメッシュにするのでは面白く無いので、ブレーキ用のメッシュホースを流用してオイルラインを製作してみることにしました。

ご存知の通り、純正はEX側にしかオイルラインが通っていません。

(ヘッド側にオイル穴があり、インテークバルブ廻りも潤滑されています)


今回スペシャルオイルラインはEX,インテークの両方に独立してオイルラインを通わせました。
※オイル流量アップを狙いましたが、効果があったかは不明です・・・。

シリンダーヘッド側は、デイトナから発売されている油温計用のフィッティングを流用できましたが、問題はクランクケース側。

今回はブレーキホースを流用しているので、バンジョーボルトが10mmなのですが、SRのクランクケースオイルライン取り出しのネジ径がなんとM8mmだったのです!


しかし、機転を利かせて、バックミラーのネジを8mmから10mmに変換するときに使うアダプターにオイル穴を開け、何とか装着完了いたしました。







今回のカスタム結果は下記の通りです。

・後輪出力 35ps、
・後輪トルク 4.1キロ


(ナップス三鷹東八店のダイノマシンで計測。いつでも測りに来てください!)


このコラムを見て、ご質問などございましたらお気軽に担当の服部まで聞いてください。

それでは、また次回をお楽しみに・・・。

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