皆さん、暑いですね・・・。おひさしぶりです。
最近ウワサの 練馬店 イトイ です。
さて、反響の大きかった前回の小話集でしたが
「おもしろいのに更新が遅い!」と数々のお得意様の叱咤激励を受けまして。。
マフラー編「ヨシムラ」
に話を戻しまして、少ないながらも頑張ってみました。
今回はマフラー考察の第2回目ということで掲載するは”ヨシムラのちょっとコアな話”。
ヨシムラの知られざるコアテクニックをご紹介します。
[部品考察] 溶接
こちらの、写真をご覧下さい。

何を隠そうヨシムラジャパン製のフルエキゾースト集合部です。
綺麗ですね〜。
もし仮にこの中を
”水”が流れたとしたら、綺麗に流れていきますね。
空気は流速が上がると、粘化しますので良い事、一目瞭然ですね。
しかし、この美しい溶接を実現している裏には大変な苦労があります。
チタンという素材は非常に酸素と結合しやすく、
もし溶接時に酸化してしまうと、
酸化チタンとなり、接合部が非常に脆い組成になり
商品にならなくなってしまいます。
ではどうするのかと言うと、「不活性のガス」を溶接部に吹き掛けながら溶接し、酸化するのを防ぎます。
溶接する工程を考えていただくと分かるとおり、表側にガスを吹き掛けるのは容易なのですが、それだけでは
「ウラガワ」、、パイプの内側は酸化してしまいます。ですから、ガスをパイプに通しながら溶接して、裏側も酸化を防がなければなりません。
それを考えると、この集合部の複雑な溶接(しかもチタン)は、職人さんの技術と
根気、粘り強さが必要で、写真のような「理想のナイフエッヂの仕上がり」は
「いくらお金を出しても買えない」
(買えるけど・・・)至高の逸品と言えます。
すごいですね!
[部品考察] パイプ
これは、とある車種用のテールパイプ差込口の「中身」です。

パンチングが壁に沿って巻かれています。
このパンチングが消音のカナメなのです!
「消音」とは波打っている空気(正確には部分的、連続的に圧縮されている空気)を
いかに密度的に均一にするかという事です。
一番音圧がある部分を、パイプ差込口付近でヨシムラは消音しようという設計をしています。
排気の流れを乱さない作りが求められる部分です。
小さなパーツですがヨシムラの技術力とこだわりが垣間見える部分と言えます。
目にして初めて
すごいなぁ〜 と思いました。
[部品考察] サイレンサー
これはウワサのトライコーンサイレンサーの写真です。
このサイレンサーなのですが、実はエンジンベンチに掛けて様々な形状と長さ、内部構造を吟味して出来上がったものだそうで
話によると、
「エンドの長さが3mm違っただけで、グラフに出る数値が随分変わってくる」とのことで、
エンジンベンチがあるヨシムラ
だからこそ出来た「安定した性能」だと思います。
このサイレンサー形を作ることは案外簡単なのですが、
その形状による性能が極端に不安定な物では商品とはいえません。その点、ヨシムラ製のトライコーンは「安定度」があり、
開発費用も莫大で価値のある逸品なのではないでしょうか。
というわけで 今回は、少々短めですがここまでに致します。
次回は、いよいよ本題の
「理想の改造」をしたらこうなった(作業方法含め)
を、公開します。ご期待下さい。
ナップス練馬店、イトイでした。
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