理想の改造をしたらこうなった・・・「部品考察」
練馬店 イトイ です。
さて、、今回の「改造指南」は珍しく、
「自身の経験」
を報告致します。
※尚、今回ご紹介致します内容は、一般公道での走行に適しません。この点ご了承ください。
部品ごとにご案内しますね。
部品1. プラグ
もともと、「プラグの火花って何℃くらいなんだろ?」から考え始め、
「燃焼室の中心で火種が出来て〜、何の障害物もなく最高のタイミングで爆発するのが理想かな〜」と
着火力と火炎伝播について色々妄想を膨らませていました。
更に、
碍子の邪魔(火種の消失)やカムのオーバーラップによる「火種の脱出」と、
火炎伝播速度が変化しない特性から必要となる「進角」。
果ては燃焼室天井から着火させたほうが良い。
という考えから、沿面プラグを採用してみました。

期待できるメリットは、3つ
1.碍子の折損によるブローの心配がない
(IN.EXバルブの着座時に相当な高周波振動がある上に、プラグは各バルブの中心)
2.高回転時の「ヒト伸び」が華やか。(燃焼するに障害物が少ない)
3.火種が複数
しかし、デメリットも多く
1.根本的に着火力が弱い。
2.若干圧縮が落ちる。・・・がありました。
ここでクリアしなければならない問題点は、
1.4000rpmまでの着火力向上
2.圧縮の確保
3.耐久性の確保
・・・の3つが挙げられます。
色々悩んだのですが、トゥルーブルーさんの製品
「PPS DX」を装着することで諸問題は解決してしまいました。
普通は
「イリジウム」への交換で十分な効果が得られるのですが、自分の車体には用品店スタッフしか出来ない事がしたいと思い沿面プラグを採用しました。
その結果、MOTO-GPに採用されているだけに効果は絶大で、9000rpmからトップエンドまでは誰もが明確にわかるほどパワーアップし、トルク感が増えました。
是非おすすめ!・・・と言いたい所ですが、特殊なプラグですし、車種により適合品がございません。ご了承ください。
【編集者注】今回掲載している沿面プラグはバイク用ではありません。バイク用では無いプラグを危険を省みずイトイが使用しているだけです。公式にナップスではご説明出来かねますので、詳細が知りたい方は練馬店イトイまでお問い合わせください。
流石イトイ様だ。人にはやれないことをやってのける!イトイ万歳。ジーク イトイ!
部品2. ブローバイラインと過給とエンブレ
所見
兼ねてから、自分の車体には「過給がかかるとエアボックスのブローバイラインから
クランクケースに圧力がかかり、ケース内圧が上がり、オイルが漏れる」
という持病があり、困っていました。
これを機に「ナップス上級小物」で、クランクケースとエアボックスとを分離させ、さらにケース内圧を下げるという「理想の改造」を施しました。

期待できるメリットは、
1.エンブレが穏やかになる
2.エンジンレスポンスの向上による、高回転時のパワーアップ
3.加圧が上がる。
がありました。
しかしチャレンジしてみないとわからない点もあり、
1.そこまで過給を掛けていいのか?
2.ケース内圧は安定するのか?
3.オイルの酸化が激しくないのか?
・・・などの不安要素がありました。
・・・とりあえずやってみることにしました。
方法
エアボックス(フレーム)からクランクケースに延びるブローバイホースと、エアインダクションシステムを塞いでしまいます。
それから、クランクケースから延びるホースに半開放のフィルタを装着しました。
結果
これだけでピックアップは比べ物にならない程良くなり(運行中)、
エンブレでのホッピングが消え去り車体は安定しました。
さらに、気のせいか(気のせいのハズ)メーター280km/hからの「伸び」が、スッと310km/hまで出るようになり、不安な時間が減りました。
(・・・ただし、オイルの劣化は早いと思われます。)
こんな訳で、理想の改造が大きな効果を得た例でした。
こんな訳で2点、今回はご紹介致しました。
次回は、「番外編」とは言いませんが「面白ネタpart2」で行こうと思います。
お楽しみに。
オマケ
ある日、店頭で「こんなのがあったらいいな〜」と某メーカーと話合って作った試作品です。
お客様のニーズとメーカーさんの愛とお店の努力でイイ物は生まれるわけですね。
トリックスター「パワーパルスシステム」