■原付二種スクーター編
趣味のメイン車両にリッターバイクを所有し、通勤や買い物などには二種スクーターを愛用している方は多いと思います。私もグランドアクシスを通勤に使用しています。
100ccクラスのスクーターは、安定感があり、ある程度のスピード域までは快適なのですが、モデルによっては 出足で50ccスクーターに負けたり、最高速も意外に伸びなかったり・・・と、いかんせん物足りない感があります。
そこでアフターパーツを使用して より快適な通勤快速の作成を企てるのが世の常です。
まずは駆動系。
ハイスピードプーリーの装着により、パワーバンドを生かし70km/hぐらいまでの加速を大幅に向上させます。
全域でのトルクを太らせるため、限界までの排気量アップも必須です。私の車両はΦ57ピストンと51.5mmのロングストローククランクを使用し、かなり排気量アップをしています。
マフラーは、早朝の出勤や深夜の帰宅を考え、JMCA認定のスポーツマフラーを装着しました。
(通勤用バイクは、ここも重要ポイントですよね)
そして、排気量の上がったエンジンに適切な混合気を供給するために、ビッグキャブの装着も欠かせません。Gアクシスには28φのフラットバルブキャブがベストマッチです。
この仕様ですと、サーキットでウォーミングアップをするRS125のような音とレスポンスになります(笑)
・・・・・・何か最初のコンセプトとのズレと、大事な物を忘れてきてしまったような何かを感じますが、お話を続けさせていただきます。
ワンタッチでキャブのメンテナンスが出来るように、メットインボックスには大穴を開け、スロットルケーブルはボックス内を縦断します。
この時点で ヘルメットの収納は事実上不可能となります。
(画像をご参照ください)
ここまでのチューニングを行うと、分離給油では間に合わなくなるのは必然です。そこで潤滑は混合給油となり、安定して高性能を発揮することができます。
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もちろん、そのかわりにメットインの中は、高性能レーシングオイルと計ハカップを常備するようになり、給油ごとにオイルを計量してガソリンと混合しなくてはならないという運命を背負うことになるわけですが・・・。
予備のプラグと予備の腰上ガスケット類、予備ベルトと予備リードバルブは欠かせないアイテムです。
突然のトラブルに対応できるよう、これら予備パーツを交換する工具類も常備しております。
ここまでカスタムすれば、加速ではビッグスクーターよりも速く、最高速は法定最高速度の2倍をオーバー。 |
これで楽しい通勤が・・・
・・・。
楽しい通勤バイクライフ・・・?
更に言えば、レーシングマシンのようにハイパワーを絞り出したカスタムスクーターを通勤に使っていれば当然のようにガンガン壊れてしまいます・・・。
直線でのエンジンブロー2回、駆動系粉砕1回。
通勤中にトラブルで立ち往生したことは数知れず。
分別のある大人として、通ってはいけない道のりでした。。。
■オフロードバイク編
・・・さて。気をとりなおして、オフロードバイク編です。
軽量な車体、良好な燃費、幅広いハンドル切れ角などの利点を持つ、4stオフロード車で通勤されている方も多いでしょう。
私のメイン通勤車両も実は4stオフ車です。(SL230という、○人気車です)
しかし、ナップスに勤め、カスタムパーツ部門に所属している私としては、ノーマルで乗るわけがありません。
そこで、私なりの通勤快速オフロードバイクの改造り方をご紹介したいと思います。
(1).足回り:
通勤用である以上、オフロードを走行はしないのが前提ですので、オンロードタイヤを選択します。
通勤車両ですから、雨でも晴れでもグリップし、温度に依存しない特性を考慮して、「ダンロップTT900GP」をえらびました。
当然、フロント21インチのTT900GPなど存在しませんので、前後ともに18インチのホイールに組み替えてしまいました。
フロント90/90-18 リア120/80-18というサイズで、軽快な運動性とコーナリング特性をタ現。
モタードスタイルが流行しているので、オフロード車にオンロードタイヤというと、普通は17インチ化するところですが、今回はモタードにしたいわけではなく、あくまで快適な通勤バイクを追求しているので、あえて18インチ化。
タイヤも細目で、フロント90/90-18・リア120/80-18を選択しました。
(2).ブレーキ:
ブレーキはダートフリークが販売しているBRAKEINGのローターを使用したストリート用320mmウェーブディスク フルキットを装着。
強力な製動力で、突然の飛び出しにも完全対応。信号での停止はどこでもストッピーができるほどになりました(大人なので公道でエクストリームごっこをしてはいけません)。
制動距離はストックの半分近くに縮まりました。
(3).エンジン:
SL230はお世辞にもパワーのあるエンジンとはいえませんので、武川製のハイコンプボアアップピストンで233ccにボアアップ(純正は223cc)しました。
そしてハイカムを同時装着。高回転の力強さを狙いました。
マフラーはこちらも騒音を考慮して、プロスキルパーツのJMCA認定マフラーを装着。エアクリーナーボックスの加工、純正キャブのリセッティングを施しています。
これらのモディファイを加えたところ、フルサイズのオフ車にも負けないくらいの速さと、スクーターにも負けない軽快な運動性を手にする事ができました。
(4).SL230その後:
通勤の友としていたSL230は、かなり快適な通勤車両として仕上がりましたが、走行中エンジンからありえない異音がし、その直後にオイルをダラダラ垂れ流したあげくエンジンが止まりました。
車で運んで、エンジンを開けてみると「クランクシャフト折損」、フライホイールが外れたことによるエンジン全損という ありえないトラブルだということが発覚。
現在はフルノーマルのエンジンに積み替え、信頼できるパートナーとして活躍しております。。。
■最後に。
さあ、ここまでお付き合いいただいた賢明な読者ならもうお分かりでしょう。
・・・。バイクを壊しまくるまで気がつかない私も私ですが・・・。
私の行動を反面教師とし、皆様それぞれの通勤快速の開発に勤しんでください。
過去の反省を踏まえ、この春私は新しい通勤快速を手に入れました。
その名は「スズキ アドレスV125」です。
完全新設計の4ストローク125ccエンジン+フューエルインジェクションを採用し、驚異の静寂性と高燃費を実現。足回りはあえて10インチを採用。ひさびさにスズキの本気を感じる車両です。
こいつだけはフルノーマルで乗ろうと決意した数時間後にはパーツを注文してしまったような気もしますが、それはきっと何かの間違いですよね・・・
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