原点
MA-1のはじまりは、1950年頃と言われています。1940年前後のフライトジャケットと言えばB-15シリーズでした。時代の変化、技術の向上により、より高性能なジャケットが求められました。当時の最新技術と、ジャケットの襟を取る、大きな改良が加えられて登場したのが「MA-1」です。時代を超え、スタイリッシュで斬新なデザインは、今もなお多くの人に愛されています。RIDEZ MOTO MA-1は、1950年頃のMA-1をコンセプトに現代のファブリックや素材を融合させ、こだわりの１着を制作しました。

シープスキン
RIDEZと言えばシープレザー。本来のナイロン生地では無く、RIDEZが今まで培ってきたライダースジャケットの知識と経験を、MA-1に注ぎ込みました。羊の革の特徴としては、牛革と違い、柔らかいのが特徴です。肌触りはしっとりと柔らかく、動きやすい素材で、肩に圧迫感が少なくスムーズに腕を動かす事ができます。そのためバイクのレザージャケットとして、優れた性能を発揮します。
柔らかい羊の革ですが表面は耐久性が高く、高級手袋やジャケット、グローブなどに重宝されてきました。 専用のオイルなどでメンテナンスして頂ければ長く楽しめる一着となります。



Warm
上質なシープレザーの内側にはキルティングを採用し、中綿を厚めに入れる事で、保温性に優れ、温かく長時間のライディングでも快適に運転に集中する事ができます。表面のキルティングステッチにはヒョウタン柄を採用し、内側のデザインにもこだわりました。

フライトタグに隠された思い
本来は航空機に付いているタグで「REMOVE BEFORE FLIGHT」「フライト前に外せ！」と注意喚起のタグにはなりますが、RIDEZ MA-1のタグには特別な思いを込めて「START YOUR ENGINE」としました。これは、レースが始まる直前の掛け声で、紳士達が一斉にエンジンを掛ける合図です。「さぁ、レースが始まるぞ」緊張と高鳴る鼓動を胸に、一同が一斉にキーを回す。エンジン共にあなたの心に火をともす。そんな深い意味が込められています。こだわりのタグは服につけたままでも良し、運転の際には、キーホルダーにしても良し！













ボックスタグポケット
ボックスタグとはＭＡ－１初期型に、酸素マスクを固定するためついてたタグですが、RIDEZ MA-1ではジップ付きポケットに仕様変更しました。デザインはそのままに現代風にブラッシュアップしました。

バタつき防止スナップボタン
MA-１初期にICSループ（機内通話装置）音声コードを固定するための物ですが、バイク用にデザインした際に、バタつき防止スナップボタンに変更しました。従来の役目と位置が異なりますが、MA-1のデザインを崩す事無く、バイク用に特化した仕様となっております。

ウインドウフラップ
フラップは、当時のデザインをそのままに、角を丸くし、ステッチも同じデザインを採用しました。裏側なので見た目には見えない部分ですが、細部までこだわったデザインとなっています。フラップが大きいので、隙間から風が侵入しにくい仕様です。

プロテクターポケット
バイク用レザージャケットとして、プロテクターが配置できるように、ポケットを配置しています。胸・肩･肘･背中と必要な部分に設置できるようになっておりますので安心して、ツーリングなど長期ライドにもお使い頂けます。



YKK製ファスナー
ファスナー世界シェア40％を持つ日本を代表するブランドYKK。今回ジャケット制作の際にYKKファスナーを採用しています。着用する度に上下するファスナーは一番消耗する部分です。ハードなシーンに耐えられるYKK製にこだわりました。