ミッドランド(MIDLAND)の最新インカムおすすめ4選!各モデルの違いや特徴を徹底比較

ツーリング中のコミュニケーションを快適にしてくれるバイク用インカム。数あるブランドのなかでも、長年培ってきた通信技術とサウンドへのこだわりで独自の存在感を放っているのが「MIDLAND(ミッドランド)」です。

独自のメッシュ通信をはじめ、プロオーディオブランド「RCF」と共同開発したサウンドシステム、走行中のノイズを低減する技術など、バイクでの使用を考えた機能を数多く採用しています。

今回は、そんなMIDLANDがどのようなブランドなのか、その歴史やインカムの特徴を掘り下げながら、現行4モデルを一挙に紹介。それぞれの違いやツーリングスタイルに合わせた選び方も解説します。

MIDLAND(ミッドランド)とは?

MIDLAND(ミッドランド)は、1959年にアメリカ・ミズーリ州カンザスシティで誕生した、60年以上の歴史を持つ通信機器ブランドです。

そのルーツは無線通信機器にあり、アメリカでは警察などの法執行機関向け通信機器を手がけ、その後、CB無線やトランシーバーなどへと事業を拡大。1970年代にはイタリア・レッジョ・エミリアにヨーロッパ拠点となるCTE Internationalが設立され、1995年にはMIDLANDがイタリア企業となりました。

長年にわたり通信技術を追求してきたMIDLANDですが、そのノウハウはバイクの世界にも活かされています。ブランドの歴史を振り返るうえで大きな転機となったのが、2008年に登場したバイク用インカム「BT2」です。BT2は、ステレオ機能を搭載した初のバイク用インカムとして登場。Bluetoothによるワイヤレス通信に加え、音楽などをステレオサウンドで楽しめる機能を備え、MIDLANDのバイク用インカムにおける新たな一歩となりました。

つまりMIDLANDは、単にバイク用インカムを手がけるメーカーではなく、長年培ってきた無線通信技術をバックボーンに持つブランドです。その歴史とノウハウが、現在のバイク用インカム製品にも受け継がれています。

ミッドランドのインカムの特徴

長年にわたり無線通信機器を手がけてきたMIDLAND。そのノウハウは現在のバイク用インカムにも活かされており、特に「通信技術」と「音」に力を入れているのが特徴といえるでしょう。

ここでは、ミッドランドのインカムを選ぶうえで知っておきたい代表的な特徴を紹介します。

グループツーリングに強い独自のメッシュ通信

MIDLANDを代表する技術のひとつが、独自のメッシュ通信システム「MMC(Midland Mesh Conference)」です。

従来のBluetoothインカムでは、複数台を数珠つなぎのように接続するため、グループの途中にいるライダーが通信範囲から外れると、接続に影響する場合があります。

一方、MMC対応モデルではメッシュネットワークによってグループを構築するため、ライダーが途中で離脱したり再合流したりしても、ペアリングをやり直す必要がありません。

たとえば上位モデルの「RUSH RCF」では、MMCによる最大10人の同時通話に対応。さらに「Mesh Dynamic Repeat」では、ライダー同士が通信を中継することで、最大6人でより広い範囲をカバーできます。

人数の多いマスツーリングでも、ライダー同士がつながりやすい通信環境を構築できるのは、MIDLANDの大きな強みといえるでしょう。

プロオーディオブランド「RCF」と共同開発したサウンドシステム

インカムで音楽を楽しみたいライダーに注目してほしいのが、MIDLANDとイタリアのプロオーディオブランド「RCF」が共同開発したオーディオシステムです。

RCFは1949年創業の歴史ある音響機器メーカーで、プロフェッショナル向けスピーカーやコンサート用音響システムなどを手がけています。

対応するMIDLANDのインカムには、RCFと共同開発した40mmスピーカーを採用。低音域の表現や音声の聞き取りやすさなど、ヘルメット内という特殊な環境を考慮してチューニングされています。

ライダー同士の会話だけでなく、ツーリング中の音楽やナビ音声まで高音質で楽しみたい方にとっても魅力的なポイントです。

風切り音やエンジン音を低減する「MWe」テクノロジー

走行中のインカム通話で気になりやすいのが、マイクが拾ってしまう風切り音やエンジン音、ロードノイズです。MIDLANDでは、こうしたバイク特有のノイズを抑えるため、独自の「MWe(MIDLAND Wind experience)」を開発しています。

MWeには「ノイズゲート」と「ノイズキラー」という2種類のノイズキャンセレーション技術を採用。ノイズゲートは無音時にマイクから入る雑音をカットし、ノイズキラーは通話中に発生する風切り音やエンジン音などのバックグラウンドノイズを低減します。

MIDLANDによると、ノイズゲートではマイクから入る音を80%削減。ノイズキラーでは最大18dB、ノイズレベルに換算すると最大約1/10まで低減するとしています。

高速道路など周囲の音が大きくなりやすいシーンでも、相手に届く音声をよりクリアにすることで、快適なインカム通話をサポート。通信性能だけでなく、「会話の聞きやすさ」にこだわっているのもMIDLANDの特徴です。

ミッドランドインカム現行4機種の特徴やポイントを紹介!

ここからは、現在ラインナップされているミッドランドのインカム全4モデルを紹介します。通信方式や接続人数、サウンド性能など、それぞれの特徴をチェックしながら、自分のツーリングスタイルに合ったモデルを探してみましょう。

MIDLAND|RUSH RCF

 

「RUSH RCF」は、MIDLAND独自のメッシュ通信システム「MMC(Midland Mesh Conference)」と、イタリアのプロオーディオブランド「RCF」と共同開発したサウンドシステムを搭載するハイスペックモデルです。

MMCのパブリックグループモードでは、最大10人での同時通話に対応。メンバーが途中で離脱したり再合流したりしても、その都度ペアリングをやり直す必要がなく、人数の多いグループツーリングでもスムーズにコミュニケーションを楽しめます。さらに、最大6人で最長3.5kmの通信が可能なプライベートグループモードも備えています。

音質にも力を入れており、RCFがヘルメット内の音響環境を考慮して設計したスピーカーを採用。インカム通話だけでなく、ツーリング中の音楽もしっかり楽しみたいライダーにはうれしいポイントです。

最大12時間のメッシュ通信やIPX6準拠の防水性能、走行中の充電にも対応するなど、ロングツーリングで役立つ機能も充実。通信性能とサウンドのどちらも妥協したくない方はもちろん、グループツーリングの機会が多いライダーにもおすすめの一台です。

RUSH RCFのポイント

  • MMCによる最大10人のメッシュ通話に対応
  • プライベートグループモードは最大6人・最長3.5km
  • RCFと共同開発した高音質スピーカーを採用
  • メッシュ通信時は最大12時間使用可能
  • IPX6準拠の防水性能
  • 着脱しやすいマグネットマウントを採用
  • 走行中の充電にも対応

▼価格・詳細

RUSH RCF シングルパック
希望小売価格 36,000円(税抜価格 32,727円)
製品コード:C1527.10/ JANコード:8011869205408

RUSH RCF ツインパック
希望小売価格 70,300円(税抜価格 63,909円)
製品コード:C1527.11/ JANコード:8011869205415

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MIDLAND|R1 MESH

「R1 MESH」は、グループツーリングでの使いやすさを追求したメッシュ対応インカムです。事前にメンバー同士でチャンネル番号を合わせておけば、集合後はワンボタンで通信をスタート。最大6人まで同時通話でき、複雑なペアリング操作をできるだけ減らしたシンプルな設計が魅力です。

メッシュ通信では親機・子機という区別がなく、通信圏内のメンバー同士が相互につながります。誰かがグループから離れても残ったメンバーの通話は維持され、再び合流すれば自動的に再接続。仲間と離れたり合流したりすることの多いツーリングでも、通信を意識しすぎずに使えます。

もうひとつ注目したいのが、RCF監修の音響システムによる「空間オーディオ」です。RCF製ヘルメット用スピーカーと専用音響ソフトウェアを組み合わせ、対応音源では立体感のあるサウンドを楽しめます。

メッシュ通話をしながら音楽を聴くこともできるため、快適なグループ通話だけでなく、移動中の音楽も高音質で楽しみたいライダーにも相性のよいモデルです。

R1 MESHのポイント

  • 最大6人でのメッシュ同時通話に対応
  • 6台使用時は理想条件下で先頭から最後尾まで最大2.2km
  • チャンネルを合わせてワンボタンでメッシュ接続
  • 離脱・再合流時も自動で接続
  • RCF製高音質HDスピーカーを採用
  • Dolby Atmos/360 Reality Audioの空間オーディオに対応
  • 通話を聞くだけの「ゲストモード」は参加人数無制限
  • メッシュ通信時は約12時間の連続通話が可能

▼価格・詳細

R1 MESH シングルパック
希望小売価格 32,000円(税抜価格 29,091円)
製品コード: C1585 / JANコード: 8011869206313 

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MIDLAND|BT R1 Advanced X

「BT R1 Advanced X」は、機能の充実度だけでなく、ツーリング中の扱いやすさにもこだわったBluetoothインカムです。

特徴的なのが、従来の4つの操作モードを廃止したシンプルな操作システム。機能ごとにモードを切り替える必要がなく、走行中でも直感的に扱いやすい設計となっています。「高機能なインカムは操作を覚えるのが大変そう」という方にも注目してほしいポイントです。

通信距離は最大1,200mで、最大6人までのグループ通話に対応。2人で使用する場合は、インカムで会話しながらスマートフォンのナビ音声や音楽などを聞けるため、仲間との会話を途切れさせずにツーリングを楽しめます。

サウンドにはRCFプレミアムサウンドスピーカーを採用し、従来比2倍というパワフルな低音域も魅力。さらに、最大23時間の連続通話やIPX6準拠の防水性能、走行中の充電など、長距離ツーリングで頼りになる機能もしっかり備えています。

BT R1 Advanced Xのポイント

  • 最大6人でのグループ通話に対応
  • 最大通信距離1,200m
  • モード切り替え不要のシンプルな操作システム
  • RCFプレミアムサウンドスピーカーを採用
  • DSPによるノイズキャンセル「MWe」を搭載
  • 最大23時間の連続通話が可能
  • 他社製インカムを1台まで登録可能
  • IPX6準拠の防水性能

▼価格・詳細

BT R1 Advanced X シングルパック
希望小売価格 29,700円(税抜価格 27,000円)
製品コード:C1529.14/ JANコード:8011869207976

BT R1 Advanced X ツインパック
希望小売価格 54,200円(税抜価格 49,273円)
製品コード:C1529.15/ JANコード:8011869207983 

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MIDLAND|BT MINI Plus RCF

「BT MINI Plus RCF」は、コンパクトなボディに上位モデル譲りのサウンド性能を詰め込んだインカムです。BT R1 Plusと比較して重量を40%、体積を30%抑えており、ヘルメットまわりをできるだけすっきりさせたい方にも適しています。

小型モデルながら、スピーカーには40mm径の「RCFプレミアムサウンドスピーカー」を採用。対応音源を再生すれば、Dolby Atmosや360 Reality Audioによる立体的な空間オーディオも楽しめます。「通話はシンプルで十分だけれど、音楽の音質にはこだわりたい」というライダーにはうれしい仕様です。

インカム通話は2台間で最大500mの通信が可能で、タンデムや少人数でのツーリングにぴったり。MIDLANDだけでなく他社製インカムともペアリングできるほか、スマートフォンやナビを接続して音楽・音声案内を聞くこともできます。

多人数でのメッシュ通話よりも、コンパクトで手軽に高音質を味わいたい方におすすめのモデルです。

BT MINI Plus RCFのポイント

  • MIDLAND最小のコンパクトボディ
  • RCFプレミアムサウンドスピーカーを搭載
  • Dolby Atmos/360 Reality Audioの空間オーディオに対応
  • インカム2台間で最大500mの通信が可能
  • MIDLAND・他社製インカムのペアリング情報を最大3台まで保持
  • スマートフォンやナビなどBluetoothデバイス1台を接続可能
  • 最大8時間の連続通話に対応
  • 日常生活防水に対応

▼価格・詳細

BT MINI Plus RCF シングルパック
希望小売価格 14,980円(税抜価格 13,618円)
製品コード:L1475 / JANコード:4571479670750 

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どれを選ぶ?ツーリングスタイルに合わせたMIDLANDインカムの選び方

ここまで4つのモデルを紹介してきましたが、それぞれ通信方式や得意とする使い方が異なります。スペックだけで迷ったときは、「誰と、どんなツーリングで使うことが多いか」を基準に考えてみましょう。

大人数でのツーリングが多いなら「RUSH RCF」

仲間と大人数で走る機会が多く、通信距離や接続の安定性まで重視するなら「RUSH RCF」がおすすめです。

MMCによる最大10人のメッシュ通話に対応しているため、人数の多いグループでも使いやすいのが魅力。RCFサウンドをはじめ装備も充実しているので、MIDLANDの機能を存分に活用したい方にも向いています。

手軽にメッシュ通話を楽しむなら「R1 MESH」

「R1 MESH」は、難しい設定を気にせず仲間とのメッシュ通話を気軽に楽しみたい方におすすめです。

最大6人での同時通話に対応し、メンバーの離脱や再合流にも柔軟に対応。いつものツーリング仲間と気軽につながりたい方には、機能と使いやすさのバランスが取れた選択肢になるでしょう。

Bluetoothインカムの使いやすさを重視するなら「BT R1 Advanced X」

メッシュ通信までは必要ないものの、仲間との会話や音楽、ナビなどインカムを幅広く活用したいなら「BT R1 Advanced X」。

モード切り替えを必要としない操作システムや最大23時間の連続通話など、普段のツーリングで扱いやすい機能が揃っています。少人数で走ることが多い方からロングツーリング派まで、幅広く使いやすいモデルです。

コンパクトさと手軽さで選ぶなら「BT MINI Plus RCF」

タンデムや2人でのツーリング、ソロで音楽やナビを楽しむことが中心なら「BT MINI Plus RCF」がおすすめです。

小型・軽量ながらRCFプレミアムサウンドスピーカーを備えているため、必要十分な通信機能と音質を両立。「多人数通話は使わないから、もっとシンプルなインカムが欲しい」という方にも選びやすい一台です。

まとめ|MIDLANDのインカムでツーリングをもっと快適に

長年にわたり無線通信機器を手がけてきたMIDLANDのインカムは、独自のメッシュ通信をはじめ、RCFと共同開発したサウンドシステムなど、ライダー同士のコミュニケーションと「音」を楽しむための機能が充実しています。

今回紹介した4モデルも、大人数でのグループツーリングに適したものから、コンパクトで気軽に使えるものまで、それぞれ得意とするシーンが異なります。接続人数や通信方式だけでなく、普段一緒に走る人数やツーリングスタイルをイメージしながら選んでみてください。

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